自分が住む家には自分の好みを反映させよう
家造りで大切なのは自分自身が満足できるかどうかです。大金をかけたから満足いく家ができあがるという保証はありません。一般的に家造りでは予算設定をしてから住宅の間取りや動線を絞っていきますが、先に間取りと動線を決めるという手法もあります。それから費用面で実現が難しい部分に関しては、一つひとつ除外していくわけです。
家造りでは妥協をしたくないのが本音でしょうが、現実的な問題として妥協を迫られる場面は数多くあります。家造りにおいても費用対効果は重要であり、優先順位の低い条件に対して大金をかけるのは費用対効果がよいとは言えません。住宅設計は予算内でしか行えないので、どこで折り合いをつけるかがポイントです。
好アクセスだから理想の土地とは言い切れない
都心部の土地はアクセスがよく、地価が高額という特徴があります。ただ高額な土地に家を建てるのが必ずしも正解とは言えません。アクセスがよい土地というのは、騒音が激しいケースが少なくないからです。電車の音にいつも悩まされるという状況では、落ち着いて暮らせなくなる可能性があります。音に対しては敏感な人もいれば、あまり気にしない人もいます。
家造りには絶対的な指標はなく、これは一人ひとり性格や好みが異なるためです。ある人にとって最高の条件であっても、別の人にとってはそうでない可能性があります。住宅設計をするときは専門家の話を鵜呑みにしてしまう人が大勢いますが、その前に自分の希望を明確にし、その軸がブレないようにしながら設計を進めていくことが大切です。
2000万の家は、構造や外観のデザイン、内装などの選択肢が限られますが低予算で一戸建てを建てたい人に向いています。